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 国立大学の二次試験を受験された方々はほんとうにお疲れ様でした。今日は、受験の最終局面を向かえる"あなた"へ書きたいと思います。

 "あなた"は、もう合格しているかもしれません、まだ合格できていないかもしれない、あるいは不本意な合格しか得ていないかもしれません。でも、最後の最後までがんばった"あなた"は決して人生をいい加減に生きてはいません。それこそが最もたいせつなことなのです。不合格を繰り返して、つらい思いをしている人にとっては、こう言っても"きれいごと"に聞こえるかもしれません。しかし、これは本当のことだと、私は信じています。

 もちろん、私たちは志望校合格を最終目標にすえ、つらいことも耐えてきましたね。もちろん合格すれば、そうした苦労も報われたと思えるでしょう。でも、不合格だったら、そうした苦労はまったく報われないのでしょうか。

 それは違います。なぜならばたとえ結果は不合格だったとしても、最後まで頑張ったあなたは、いろいろな事を身につけ、成長しているからです。だからそうした自分を否定だけはしてほしくありません。もちろんうまくいっていない今はこのことを受け入れられないでしょう。頑張ってきた人ほどそうかもしれません。だから今は、無理に受け入れる必要はありません。でもこれから生きていく中で、また自分の情熱を傾けることを見つけ、そのときには静かに振り返ってみてください。必ず理解できる日がくるはずです。

 あるいは、スティーブ・ジョブズ氏が言っていたように、不合格が"dot in life"(人生の結び目)になるかもしれないのです。後の人生であのとき合格していれば、"こんなにすばらしい出会いはなかった"ということだってあるのです。残念ながら、人にはそのことがわかりません。

 逆に、たとえ今回の受験で幸運にも合格した人にも、人生の試練は必ず訪れます。今回、不合格もしくは希望の学校に行けない人は一足早く、そうした経験をしているだけなのです。

 本当に自分を見つめ直した人は、今まで見えなかったものが見えているはずです。例えば、周りの家族はどうでしょう?あなたが不合格したからと言って一方的にせめるでしょうか?恐らく、そっとしておいてくれているのではないでしょうか。こういうつらい時にあなたを支えてくれる人が本当に大切な人だと気づくでしょう。

 人生は見える部分と見えない大部分のものからできています。人とは違う、あるいは思い通りにいかない人にはそうした普段見えないものが見えてくるのです。それだけその人は深みをもつようになります。

 18歳や19歳はまだまだ大人とは言えません。でもそうした本当の意味での人生経験していくたびに"すてきな大人"、人の痛みや人生のままならなさを知る人になることができるのです。そうそう、2012年のグラミー賞を総なめにしたアデルの"21"というアルバムは失恋曲のオンパレードです。でも本当にすばらしい楽曲です。彼女も失恋がなければあれほどの歴史的な楽曲を創造できなかったはずです。人生、なにが先の人生でつながるのか、私たち人間にはわかりません。

 本当にがんばった人に、単なる合格や不合格なんてない、等しくそうした素敵な大人になる階段を一歩のぼったのだと私は伝えたいのです。

 ほぼ私立大学の個別入試も終盤です。そしていよいよ国立大学の二次試験が始まります。今日は、受験がうまくいっていない人に向けて書こうと思います。

  有名なゾウのお話がありますよね。 タイのゾウ使いは子ゾウのころからゾウを柵に縛り付けて育てます。訓練をしても最後は小さな柵に縛り付けるのです。力の弱い小ゾウは、最初は嫌がります。自由に動き回れないからです。しかしその柵からは逃げることができない。やがて子ゾウは知るのです。自分は、この柵から逃れられないのだと。そうして小ゾウは成長します。もちろん大人になったゾウは陸上動物最強です。そんな小さな柵なんて簡単に引き抜いて逃げる事だってできるのです。しかしそういうふうに育てられたゾウは柵に繋がれるだけで、逃げることを諦めてしまいます。なぜなら子どもの頃から逃げる事ができなかったから。

  皆さんは多かれ少なかれそうした見えない柵に繋がれています。しかし実際は皆さんは自分が思っている以上に力があるのです。可能性があるのです。

 たとえ3日でも1週間でも合格する可能性がある限り、それを諦めずにできる努力をしてみてください。そしてそれを本番で最大限生かすのです。

  そうすれば、思わぬ力を発揮するはずです。 それを信じるのです。上のゾウのように今までできなかったからと、簡単に諦めてはダメです。

 私立大学の個別試験が真っ盛りです。受験の順調な人も、そうでない人も、受験生活は続きます。

 僕がアメリカで生活していた時期は、インターネットの黎明期 で、今日、世界を変革しているグーグルが生まれた頃です。やたらと無駄な装飾が目立つWebページの中で、検索窓ひとつだけというサービスは異様だったのを覚えています。しかし大学関係者を中心に着実にユーザーを増やしていきました。

 グーグルというと、創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が有名です。そもそも インターネット検索技術の改良は、スタンフォード大学の博士課程在学中に取り組みはじめたプロジェクトが発端なんですね。ですから、当初の開発には、他にも何人もの仲間がいたのです。

 しかし、彼ら二人以外の参加者は、途中で検索プロジェクトから去って行きました。それは、なぜか?

 それは、スタンフォード大学の博士課程を修了して、Ph.Dを取得するためです。 その逆にペイジ氏らは、学位取得を諦めざるをえませんでした。

 その当時、ネット検索の技術なんて、海のものとも、山のものともいえない代物だったんです。 しかし、二人はその将来性に賭けたのです。友人の家の部屋を借りながら、来る日も来る日も検索とビジネスの融合に努力しました。

 超頭のいい他の仲間らは、とっととこのプロジェクトから足を洗い、よりまっとうで、現実的な人生を歩んでいきました。これも人生の選択の問題です。その一方で...その後、創業者の2人は、世界有数のスーパー億万長者となり、有名になり、そして自分の夢を実現しました

 こうした話は、過去から幾度となく繰り返されます。ゴールドラッシュしかり、オイルラッシュしかり... でも、成功者に共通するのは、最後の最後まであきらめない、"粘り強さ"なのですね。その一方で、多くの人が目標を達成できない理由は、障害にぶち当たったときに、簡単にあきらめてしまうからです。

 あともう少しだけ粘り強く取り組めるかどうか、だと思うのです。このことは、僕自身、自分にもいつも言い聞かせていることです。

 苦しい今だからこそ、「絶対に、絶対に、絶対にあきらめるな」と心に刻み込みましょう!いずれにせよ、障害は、目標を持った誰にも訪れます。それを乗り越えるために、粘り強く前進するのみです。

 小さな成功を繰り返すこと。すると、自信が湧いてきます。自信が湧けば、勇気をもって進むことができます。平凡な才能しかなくても、非凡な粘り強さががあれば、ほとんどことは達成できます。

 「もう受からない、実力が伸びない」と弱気が生じやすい今だからこそ、あともう少し粘って、「皆さんの金鉱」を掘り当ててください。

 私の関わった生徒さんで、センター試験に大失敗した人がいました。その時は、本人はもちろん、僕も責任を感じて結構凹みました(笑)。なにしろ、主要科目での大失敗だったので、国立は言うに及ばず、私立にもまったく点数が使えなかったのです。

 本人を元気づけるのはもちろんのこと、失敗の原因を突き詰めました。そして、徹底的にその時に出来ることに集中してもらいました。当人はもちろん苦しかったでしょう。でも、僕にとってもセンター失敗ははじめてのことで、正直、ストレスを感じていましたし、最悪のことも想定してもいました。

 その結果... 私立大学で本人の希望校に合格できたんですね。 いや~、その時は、僕の方が興奮して「ヤッター」なんて大声出しちゃいました。お母さんが、びっくりして出てきてお礼されるというおマケもつきました。

 もちろん、本人は、その学校で充実した大学生活を送りました。上手くいかなかった後だけに、今ではいい教訓であり思い出ですね。


 本番で、困ったことにならないように、前もってセンター試験の危機マニュアルについて書きます とりわけ自分の注意だけではどうしようもない緊急事態、つまり、交通と健康などに絞って書いておきます。
  本番の試験は、大失敗は許されません。余裕を持って想定されるリスクに備えておきましょう。例えば、事故や天候による交通トラブルに巻き込まれてしまっても、しっかりと証明書を受け取り、試験会場に行って、焦らずに遅れた理由を説明します。同様に今年度は、インフル対策は避けて通れません。正当な理由であれば、同じ条件で試験を受けることができます。

 1.電車が事故で止まってしまった

 この時期、毎年繰り返されるのが降雪による電車や公共交通機関の遅れです。時間的余裕を持ってください。それでも遅れた場合には、試験場に着いた時に、遅れた理由をはっきり言うことが大事です。電車の運行会社などが遅延証明書を出すケースもあります。学校単位で会場に移動する人が多いと思うので、事故の場合、会場側でも事実確認が容易にできるでしょう。ですから、最低、試験会場でも事故情報を問い合わせできるように、明確な理由や事実関係を説明してください。
  受験生の責任ではない場合は、不利にならないように、別室で時間を繰り下げて試験を受験できます。試験時間は減りません。寝坊したとか、道に迷ったなど、受験生個人の責任で遅れた時は、開始から20分までは入室を認められますが、遅れた20分は、試験時間から差し引かれます。リスニングは基本的に遅刻は認められないようです。

2.急に身体の具合が悪くなった時

  追試験の申請をすべきです。疾病や負傷、やむを得ない理由がある場合には、申請を受け付けてもらえます。インフルエンザなどの感染症にかかっている場合は、本試験を受けることはできません。必ず追試験を受けてください。追試験は本試験の2週間後の1月29日、30日頃です。
  また、試験当日は感染予防のため、できるだけマスクを着用し、使用済みのマスクは持ち帰ってください。毎年、試験会場でインフルエンザを移うつされて、試験後に発熱する人がいます。注意してください。それから薬品類も注意です。カゼ薬の成分中、アレルギー症状を緩和するための抗ヒスタミン成分が脳の働きを鈍くすることはよく知られた事実です。あと僕の知っている生徒さんは健康ドリンクを飲むとおしっこが出たくなって試験どころではなくなる、といっています。それぞれみなさんの身体に相談して服用してください。普段使った事のない薬剤の使用は要注意です。


 3.インフルエンザ感染の申請方法

  新型インフルエンザなどの感染が試験前に分かった場合は1月12~13日頃、本人または代理人が、申請書や診断書などの必要書類を、受験票に記載されている「問い合わせ大学」に持参して、申請してください。困ったときは、身近な高校の先生に相談することが大切です。
  当日の場合、1日目は午前7時半~午後5時35分、2日目は午前7時半~午後5時までに、受験票の「問い合わせ大学」に電話連絡し、指示に従って申請してください。今年は新型インフルエンザが流行しているため、電話が込み合って受験生が焦らないように、申請期間を2日間に延長しています。落ち着いた対応をとってください。
  当日の申請も、事前の場合と同様に申請書や診断書などの必要書類を添えてください。保護者が代理でしても構いません。電話をした時ではなく、必要書類を提出した時に許可されます。その日の試験を1科目でも受けてしまったら、追試験の申請はできませんから、注意してください。

 4.判断に困る事態が発生した場合

  事実確認が難しい例はわずかですが、「途中で忘れ物に気づいてとりに帰って、気づいたら1時間経っていた」などというのは困ります。事実かどうかわからないので、証明できるものを出してくださいと言わざるを得ません。事故証明書とか、診断書が出ればいいのですが、現実的には申請時間も限られていますし、追試許可は難しいと思います。
  本番は、自分の在校する高校単位で試験を受けると思います。学校でまとまって移動すれば、先生もついていますし、大きなトラブルは回避できます。自分をまもるためにも、試験と割りきって集団行動をとってください。もし、何か心配なことがあったら、ひとりで勝手に判断したり、悩まずに、身近な大人に相談してください。必ず力になってくれるはずです。

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 センター試験まで、30日を切って、時間が足りません

 それでは、どれくらい時間があったらいいのでしょう?答えられませんね。つまり、時間がないのではなく、有効に利用できていないのですね。ヒントは、「分析と統合」です。

1.自分の時間の優先順位を考える
  目的は?そしてそのための条件は?その中で、大事なことは何でしょう?そして、今、優先すべきことは、どれでしょう?

2.自分のやるべき事を分析する
  少し具体的に書きますと、目的は、センター試験の学習の確保。そのための条件は、過去問2時間、英語1時間、数学1時間、社会1時間、理科1時間、暗記1時間。

 大事なことは、過去問演習が遅れていること。だから、過去問演習を最初にもってくる。それから、暗記事項は、英語、社会、理科の学習時間に15分ずつ合わせることができる。すると、当初7時間の学習予定時間が6時間前後に統合できます。

3.バラバラにしたやるべき事を統合する
  最後に他の時間と学習時間の統合を考えます。帰ってからだらだら過ごしていた1時間を30分に短縮。入浴の時間を、毎日のリフレッシュ・タイムとする。だからマンガは、しばらくやめましょう。友達のメールに30分使っていたので、これを15分短縮。こうして一番大事な目的のための時間がどんどんできてきませんか?そして、同時に生活から無駄な時間が削られませんか?

 結果的に見方を変えれば、非常に充実した1日を過ごすことができるのです。時間管理は、実際に自分で忙しさの中で実践しなければ、上手になりません。やっぱり何かに追われないと、時間の無駄遣いをしてしまいます。だから、みなさんも時間がないって思えるのは、実は、一生懸命勉強できるチャンスなんだと前向きに考え、実践してください。


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 少しづつ寒さが募る今日この頃、みなさんは本命校に向けて日々の学習に精進していることと思います。
  ここで第一志望は変わらなくとも、併願先について、どうお考えですか?特に地方在住の受験生は、いくら地方受験機会が増えたとはいえ、まだまだ模擬試験ほどお気軽にはいろいろな大学を受験できません。移動もあるし、協力してもらえる親戚などがいなければ、宿泊施設の手配もしなければなりません。併願校受験には思った以上に、時間と手間がかかるものです。
  併願校を選ぶにあたって3つのポイントがあります。1.受験の目的、2.費用、3.試験日程です。
 1.受験の目的
 まず、受験目的を明らかにします。多くの人にとって併願校受験の目的は合格の可能性を増す、ことだと思います。本命校を第一に決めます。それから順次滑り止め校になります。センター試験から本試験まで、試験結果によって併願校も変わってきます。センター試験で、最低限の併願先の合格切符を手に入れることができれば、その後の戦いが有利に運べます。逆にセンター試験で失敗すると、併願先の難易度や数を考えなおさなければなりません。
  ここで注意して欲しいには、単に併願校の数ばかり増やしても合格可能性が上がるわけではないことです。なぜならば傾向にはっきりと差がある本試験では数よりも傾向に合わせた対策が必要だからです。
2.費用
  費用には、受験費、交通費、宿泊費などがかかります。地方から上京する場合、1校あたり、実際は、かなりの費用が掛かるはずです(笑)。ほとんどの方が、親にサポートしてもらっているはずですから、極力、ケチるのが親孝行です(もちろん合格が一番の孝行)。できるだけ受験地や受験日をまとめてくださいね。
  実際に併願校の出願から宿泊まで書き出してみてください。決してばかにならないお金がかかるのに気づくはずです。
3.試験日程
  受験の目的と関連しますが、最終的には、滑り止め校を確保した上で、万全の状態で、本命校を受験できるように併願先を決めてください。日程が進むにつれて、本命校が受かったら終了です。一般にはそう簡単にいきませんから、合格次第、どんどん受験併願校を減らしていくのが理想です。例えば、センター試験(滑り止め校合格)、その後私立本命校・国立本命校受験という具合です。

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 人によっては焦りを感じる時期です。けれでも過ぎ去った過去への後悔ではなく、未来への憧れや期待を持ちましょう。皆さんの場合、もちをん目標校への合格という憧れを強く抱き、イメージを描いてみてください。例えば、合格発表のボード前でガッツポーズを取る自分の姿でも、あこがれの大学キャンパスで、楽しく活躍する自分の姿をイメージするのでもかまいません。
 
 そして、もっと重要なことが、等身大の「受験する自己イメージ」を描くことです。
 
 あなたは、決して「劣って」いるわけではありません。
 
 同時に、あなたは、決して「優れて」いるわけでもありません。
 あなたは、世界で「ただ一人」のあなたなのです。
 
 自分だけの適切で、堂々と誇れる自己イメージをもっていれば、自分に自信が生まれてきます。他人との浅はかな比較や競争に基づく自信は、しばらくは続いても、いつか必ず綻ぶときがきます。受験は、そうした「あなた」を表現し、創造し、そして成長する、あなた自身が選んだ人生のステージなのだと思います。
 
 人間には、だれしも「潜在意識」というものが存在します。これは、「心」というよりも「メカニズム(仕組み)」で、脳と神経系から成り立っています。誰にでも備わっている潜在意識のメカニズムは、機械的に機能し、人格や品格というものは持ち合わせていません。自分が設定した目標次第で、成功か失敗、幸福か不幸という結果に勝手に到達します。
 
 だから、最初から自分はだめだとか、ふさわしくないとか、無能だなどというネガティブな自己イメージをインプットすると、自分の「心のメカニズム」がその情報を客観的な経験として与えられた情報と同じように処理し、対処するようになります。

 
 私から見て、普通の高校生が、ひどく「おかしな」問題行動をし、理解不能な人生を送るのを見てきました。これは、その心のメカニズムがうまく働いていない結果なのです。定期考査にカンニングして停学をくらったり、プチ家出は言うに及ばず、万引きをして何になるのでしょうか。冷静に考えれば、おかしな行動なのに、当の本人は、それに気づいておらず、家族や周囲を巻き込んで、ますます大きなトラブルへと発展させてしますのです。
 
 より良い人生は、思考・想像・想起・行動の新しい習慣を学習し、実践し、経験することから始まります。みなさんも、自分の(他人との比較ではない)幸せな状況を無理せずにイメージすることからはじめてみてください。毎日、5分か10分でかまいません。リラックスした、そのイメージが、少しづつ皆さんの

日常に良い影響を与えてくれます。逆もまたしかりです。
 
 このイメージすることは、特殊な才能ではありません。だれにも備わっている普通の能力です。けれども実践し、経験しなければなりません。視覚化、つまり創造的なメンタル・イメージを描くことは、過去のある場面を思い出したり、将来を気にかけたりするのと同様、誰にでもできることなのです。
 
 苦しいと感じる方には、ぜひすぐに始めてもらいたいことのの一つです。
 
 

 受験情報は、1冊の大学ノートに集約しましょう。志望校の情報から、自分の悩みやアドバイスまで、すべての受験に関する情報を集約してノートに記録してしまうのです。いわば自分だけの反省ノートです。

 有名なプロ野球の野村ノートやサッカーの中村(俊)ノートをほかの人が見たって、彼らのようにプレイできるわけではありませんお笑いタレントのネタ帳を盗んでも、お笑いタレントになれないのも同様でしょうつまり、他の人には価値がないけれど、自分にとっては、貴重な成長ノートにするのです。

 あくまでの自分の頭で考えて、自分でまとめ、読み返し反省する。これは、自分自身を第三者的に見るトレーニングにもなります。なにかの技術を上達させるためには、必要なことなのです。この「受験ノート」を記入する際に、以下の点に気をつけます。

1)1ページ、1項目、題名・日付、あとはアトランダム(自由)で
 ノートをまとめる際、よく優先順位の高い順にと言われたり、書かれたりします。しかし、実際は、優先順位は、よほどの事がない限り、判断しずらいものです。また、状況によって変わったりもします。実際は、1ページ、1項目をテーマと日付を見出しとして、つけるだけで構いません。要は、情報をまとめることが重要なのですから、思いつくままで良いのです。

2)切って貼る、捨てる!
 必要であれば、メモを持ち出します。必要ならば、切り取ることも、貼ったりもします。自分で、グラフやイラストを描きます。こうすると変幻自在、とにかく情報をコンパクトにまとめます。すると、毎日なんとなくノートを眺めるようになり、心に大切なことが刻み込まれます。その段階で、忘れないようになるのですね。

3)一発検索!
 このノートは、自分に必要な情報をイン・プット(集約)し、ときにはアウト・プット(見返し)する道具なのだということが大切です。アウト・プットできなければ、その使用目的の半分しか実現したことにしかなりません。そのためには、後で検索できなければ、効果半減です。量が少ないうちはいいのですが、ノートが増えるにつれて、自分がどこに書いたのか自分でもわからなくなります。
 こうした弊害を防ぐために、日付と題名とコメントを付した一覧表をパソコン・ソフト(エクセルなど)で管理すれば、完璧です。個人のパソコンのない人は、Gメールにある程度まとめて自分のアカウントあてに送信し、タグで管理すれば、後々検索して見つけだすことができます。

 "処理すべきプリント"や"やるべき勉強"をメモやノートに書き出し、一覧表にしてみましょう。これが、「To Do リスト」(以下、TDリスト)と呼ばれる手法です。

 シンプルな形で、仕事を処理した順に消していくのです。みなさんの受験学習は、創造力が要求されることは少ないと思います。情報処理や効率化の能力が求められます。このメモ術は、その上でも便利な小技だと思いますよ。

 このTDリストは、実際に、自分の日常の中で習慣化すると非常に有用なことに気づくでしょう。

メリット1)まず、中途半端な仕事(学習事項)でも、忘れなくなります。

 例えば、僕の場合、冷蔵庫に買い物TDリストを貼っておきます。何を買うかなんて、普段考えて、しかも忘れずにいるほど重要な事ではありません。でも、ないと困るんですよね、買い忘れると...。そして、買う物と場所は、たいがい決まっているので、一度忘れてしまうと、次にそのお店に行くまでに数日を要するのです。イライラするのがいやなので、僕は、その都度、必要な物をメモ用紙に書きなぐって、ある程度まとまると、それを切って、外出します。すると買い物にともなう物忘れがほとんどなくなるのです。

メリット2)次に、本来の仕事に集中し、無用な心配をする必要がなくなります。

 人の脳みそには、容量があります。短期メモリーとでも言うんでしょうか?僕は、そんなに細かなことまで、覚えているほど、容量は大きくないので(笑)、TDリストは便利なんです。それに、他にしなければならない仕事に集中(みなさんの場合は、受験学習)しなければなりません。余計なことに、惑わされたくはありません。

メリット3)注意することは、TDリスト作成が、自己目的化しないこと。

 リストが気になったり、懲りすぎたりすると、時間の浪費につながります。僕は、あくまで書きなぐって冷蔵庫にマグネットで止めたり、ポストイットでPCの画面横に貼ったり、してできるだけ、目につくところに、短時間で作ることにします。

それでは、To Do リスト(以下、TDリスト)を実際に作ってみましょう。

例えば、次のような形になります。

6月23日(水)
1.英語演習「英文法問題精講」P34~P59
2.9月駿台模擬テスト申込
3.チャート式数学IA例題178・195質問
4.英語例文200~250暗記
5.○○君へ△△の件で、メール

 まず、自分の仕事をリスト・アップします。その際、僕の場合、以下の4点に気をつけます。

方法1)アトランダム(自由)でO.K.
 リストは、よく優先順位の高い順にと言われたり、書かれたりします。しかし、実際は、優先順位は、よほどの事がない限り、判断しずらいものです。また、状況によって変わったりもします。

 実際、受験学習は、情報の処理効率を上げることが重要なのですから、思いつくままで良いのです。僕が、順番を振るのは、仕事の数くらいにしか、考えていません。従って、処理した仕事から、横線で消していくのです。

方法2)アナログ?それともデジタル?
 最近のはやりで、このTDリストもPCソフトで配布されています。しかし、実際は、紙面にメモ書きして、それを消していった方が、はるかに効率的です。デジタル化したTDリストは、作成に手間がかかりますし、変更しずらいデメリットのほうが大きいと思います。こうしたデメリットを補うほど、メリットは大きくありません。

方法3)長期と短期 TDリスト
 やらなくてはならない仕事にも、長期のものと短期のものに分かれます。しかし、そもそもTDリストで対象とする仕事は、身近で、かつ仕事をパッパとかたずけるためのものです。ですから僕は、メモの対象を短期の仕事に限っています。

方法4)切っては、捨てる!
 必要であれば、メモを持ち出します。必要ならば、切り取ることも、貼ったりもします。変幻自在、とにかく仕事を細切れにして、かつ忘れないようにするのですね。ここでオススメは、ポスト・イットです。僕は、急ぎの仕事は、ポスト・イットに貼って、PCの画面脇に貼り付けます。これで、適度なストレスを受けて、忘れたりすることは、なくなります。これも、TDリストの一つです。

のっけから命令調で失礼します(笑)。

 でも、秋口からの模擬試験の結果が実際の目標校への距離を統計的に表します。まずこれくらいの気持ちで試験にも勉強にも取り組まねばなりません。

 結果が求められる秋口だからこそ、より重要度を増すのが、実践に近いトレーニング、すなわち問題演習なのです。

1.目標得点を真剣に目指す!

 どんなに知識を記憶しても、それを使いこなせなければ、点数になりません。点数に結びつかねば、偏差値も上がりません。偏差値が上がらなければ、目標校の合格可能性も上がらないのです

 この能力は、問題文から、問題点を把握・抽出して、記憶した知識・解答と結びつけ、表現する能力です。心理的にいつまでも勉強不足を理由にしていれば、点数は取れません。がめつい意識を持って、しかも時間内に正確に問題を処理することができなければなりません。

2.できない問題をできるまで繰り返す

 一番よい方法は、マンツーマンで自分の間違った問題類型に合わせて解法を教わり、それを模倣しながら反復することです。

 予備校や学校・塾で、優れた解説を考えながら聞くことも有効です。しかしこの場合は、必ず事前・事後に自ら反復実行することが大切です。

 いずれの場合でも大切なのは、間違った問題に対象を絞ることです。今、自分でできる問題類型は、本番でもできる可能性が高いので、できない問題を一問でも多くできようになることが点数UPにつながるのです。

 情報処理方法は、試験対象によって異なります。具体的に言うと、

 センター試験は、設定時間内に、選択肢を2問まで絞り、正解を選ぶ技術を磨きます。基本知識を身につけていれば、あとは実際に問題を解く技術とコンディショニングが得点を左右します。

 国立二次は、問題を分析した後に、論理的に知識を統合し、解答を表現する能力を磨かなければなりません。実際に書くことを経験しなければなりません。科目によっては、合格点数のために効率的に解答する問題を選ぶ能力も重要です。

3.過去問で傾向を把握する

 私大の問題は、各大学によって個性が強く、これは、来年の本試験でも変わることはありません。場合によっては、細かい知識が問われる場合もあります。しかしながら、必要とあらば、準備せざるを得ませんね。

 大切なのは、各試験形式に応じて自らの試験技術(Hacks)を洗練させることです。経験を積めば、時間配分なども意識することができます。例えば、紛らわしい選択肢を区別するのに○△×などの記号を付けるとか、英語センター試験ならば第1問5分、第2問10分という具合に、具体的に自分の方法とペースをきめます。

 これからは、過去問を中心に毎日、一定時間、この問題演習をこなさなければなりません。これは、毎日の記憶と平行して、必ず行ってくださいね。コツは、厳しい環境下で、自分が苦しいと思うくらいの分量をこなすことです(笑)。

 だれにとってもきつい時期を迎えますが、この時期、いかにそのきつさを自分に課すかが、大きく結果を左右するようです。みなさん、がんばってくださいね。

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